

日本で初めてこの業界を比較してみました。
納棺師湯灌師は経験から、エンバーミングは現エンバーマー聞き取りからです。
少しでも家族の選択肢になりますように…!
とりあえず、沖縄には私がいますから何でもできます。
県民の皆さん、万が一の時はどうぞご安心下さい😃
日本で初めてこの業界を比較してみました。
納棺師湯灌師は経験から、エンバーミングは現エンバーマー聞き取りからです。
少しでも家族の選択肢になりますように…!
とりあえず、沖縄には私がいますから何でもできます。
県民の皆さん、万が一の時はどうぞご安心下さい😃
生きている中で最も辛いことの一つは、大切な人との別れ(愛別離苦)だと思います。もしその悲しみを完全に忘れる事が出来たら、生きるのが楽になるかもしれません。
(認知症の方々は、ある意味でその状態に近いのかもしれません)
でも、亡くなった人を「いなかったもの」と考えるのはあまりにも酷すぎます。
故人を忘れずに前を向いて歩く方法が家族には必要で、それは「出来事を理解し、少し納得し、いつかそこに意味を見出す」ことだと感じます。
死を受け入れるのは最初は拒否が殆どです。葬儀を通すも受け身なものでありつつ…そのうち理解が深まると自ら受け入れるようになり…そうやって人は生きていくのだと思います。
死後、最初のお別れが火葬です。
大好きな家族の身体を燃やさなければならない辛さは、言葉では表せないほどです。
ここで先ほどの「納得と意味づけ」のプロセスが必要になってきます。火葬に意味を見出すことで、家族は少しだけ心を落ち着かせることができます。
その為には、遺体安置時間中に故人に寄り添い、冷たい故人に触れ、自然な死後の変化を目の当たりにすることが大切なのです。
「もう天国に行く準備をしているんだ(これ以上そばに置いておけないんだ)」と自分で感じて、理解に似たような感覚を得ます。
それが大事です。
それでも火葬は辛いものです。
でも「絶対に焼かなければならない」と決まったとき、「そうする理由」を心のどこかに持っているかどうかで、家族の死の受け止め方は大きく変わります。
死後の世界を信じるなら、聖職者やお坊さんが火葬後に故人の行く道を教えてくれます。
悲しみの中で、家族は死後の世界を想像し、手を合わせて穏やかな旅立ちを祈ります。
死後は辛いことばかりです。
ふとした時に涙が止まらないこともあります。大切な人を失った時の辛さ悲しみ悼みは体験者にしか分かりません。
それは筆舌に尽くし難いものでしょう。
私は遺体従事者として家族の言動を拝見してきて、死を丸ごと「忘れる」か、少しでも「受け入れる」かの2つの感情が、家族が前を向いて歩いていく方法に近いと思いました。
でも「忘れる」のは現実的ではありません。
残るのは「受け入れる」ことで、その手段は「安置時間にどれだけ故人の死を体感出来たか」だと実感しました。
以上の過程を完全に奪ってしまうと、家族はどのような心情になるでしょうか。
例えば、エンバーミング(遺体防腐処理)です。安置時間中の故人の自然な死後変化を一切なくし冷たくないことは、家族に「永遠のような一瞬」を錯覚させてしまいます。
その錯覚のまま火葬に向かうと、「眠っているようにきれいな姿の本人をなぜ焼くのか?このまま置いておけないのか?」と混乱してしまいます。
日本は「火葬の国だから焼くのが当たり前」と言われれば、少しは納得するかもしれません。
でも、故人が火葬に至る過程を体験していないから、「なぜ火葬が必要なのか」が実感できず、「火葬してしまったことが悔やまれる」と感じている家族も少なくないのです。
亡くなった方がまだそばにいる間に、「限られた残りの時間、故人とどう過ごしたいか」を家族と一緒に考え実行します。
家族が心を整えるため、家族が故人との別れを受け入れるための「最初の一歩」を、プロとしてサポートすることが私達の役割です。
※とは言っても、遺体の変化は少ない方が良いにこした事はありません。臭いがあったり緑に変色したりしては絶対にダメです。
(株)おもかげではその辺りを含めてしっかりと「遺体管理」を致します。
家族の大切な故人をどこかに連れて行き、どこの誰かもわからない「匿名」が故人の顔作りを請負う。「匿名」の技量次第で完成度が変わる顔が出来上がり、身体に満たしたホルマリンで腐らない本人となって家族の元に戻ってくるのがエンバーミング。
【本当は離れたくない、どこかに行かせたくないけど…処置の為なら仕方ない。
大切にしてくれてるかな…】
と家族が心配になるのは当たり前のこと。
流れ作業にせず故人一人一人を大切にしている事を示す為にも、エンバーミング担当者(エンバーマー)は、ちゃんと家族に自己紹介と挨拶をした方が良いと思う。
「医師は、患者さんはもちろん患者さんご家族とも挨拶をして、治療の詳細についてお話をした上で、治療に当たります」と生体でメスを入れる役割のお医者さんは言ってました。
家族の元に戻ってきた時にはもう皮膚は固まってしまい表情の変更不可だから、施す前に家族はエンバーマーと面会なり電話なりをして、細かな希望を伝えた方が良い。
遺体保全の中でもエンバーミングは高額商品。
やりっぱなしではなく【最後まで責任持つ】という姿勢を見せるべきだし、家族もエンバーマーとコンタクトを取りたかったら取れる権利があると思う。
だって自分の大切な故人を他人に預けるんだから。
もしかしたら、納棺師の処置をエンバーミングしたと勘違いしている方もいるかもしれませんが、打ち合わせした家族ならまず間違えないですね。
エンバーミングの1番の問題点は修正がきかない所です。でもそれは腐らない遺体を作る為には仕方がないので、エンバーミングの結果で家族が悲しまない為にも良いお別れの為にも、葬儀屋に全任せするのではなく、エンバーマーとしっかり話して、希望を伝えるべきなのではないでしょうか。
仏衣や白装束、経帷子(きょうかたびら)って聞いた事ありますか?
そうです。死者が着る、四国のお遍路様みたいな白い着物です。
死装束は家族が用意する私服率95%をほこる沖縄県では仏衣がまったく流行りません。(県外は仏衣50%私服50%くらい)
そんなわたくし、7年ぶり位に仏衣を着せました。(白装束は全てピンクで箱に高級仏衣と書いてあった)
10年前の納棺師時代のものよりめちゃめちゃ着せやすい!商品改良されたのか、前から元々着せやすかったのか…生地がツルツルしてるから生地の送りがなんとスムーズ…黒留袖だとキチキチするし年季入ってるから生地が破れたりするし。
なにしろ、滑りやすくて着せやすい素材でビックリ。
口から出た真っ赤な体液、仏衣についたその汚れすらいとも簡単に落ちる生地は感動すら覚える。色は本当に高級感があって綺麗だし…文句のつけどころがない。
※沖縄県は県全体が先祖崇拝思想なので、死後の考えとして(仏教のように)修行に行くのではなく、先立たれた先祖に会いに行くと本気で考えている。だから、見慣れない死装束とか着ていては本人認識がされないので、先祖のグループに受け入れて貰えないのでは…何しろ普段と違う服装は本人らしくないから良くない、と考えている人が多い。
※県外で言う「おじいちゃんがあの世で待ってるだろうね」のレベルでなく、一族の戦時中の死者まで遡り、その方々に持っていく副葬品(これをお土産という)を棺に入れる。
※沖縄ではご先祖様にお土産をもっていかないと、あの世で仲間外れにされてしまうと思われている。(結構本気で)
※死装束は故人の私服、オシャレ着、着物、スーツ、袴、など故人らしい服。
※全て新品を用意しなければいけないという考えでもなく、故人が服を持ってなかったら、親族がそれぞれ着せられるような服をパーツごとに持ってくる事もよくある。
※いくら檀家制度ではないからと言っても、お浄土に行く際に道に迷ったら困るので旅支度の案内はする。その場合白装束は棺桶の中に入れするに留まる(間違っても故人に着せたりしない)
※沖縄県民の思想は先祖崇拝ゆえに、the修行行きます!the幽霊です!the本土の風習です!という見た目の白装束スタイルをあまり好まない。今でこそ柔軟に対応してくれる県民だが、10年前くらいまでは旅支度の案内をしようとすると「ここは沖縄県だよ!!💢沖縄のやり方で行かないと💢」と怒鳴られてた先輩が懐かしい…
東京美容外科沖縄院院長の黒田あいみ氏はグアムでの解剖研修の写真を公開し「いざ Fresh cadaver(新鮮なご遺体)解剖しに行きます!」「頭部がたくさんあるよ」などとSNSに投稿。献体された死体の一部にはモザイクがかかっていなかった。ネット上での騒動を受け、黒田氏は当該投稿を23日までに削除し、自身のブログに謝罪文を掲載した。
先日の衝撃的な事件。(2025年現在、この件のネット記事は殆ど消えてます。擁護してた麻生先生が金で消したのかな…)
「ご遺体への倫理観の欠如」
SNSにご遺体写真。そんな事するのはたいがい承認欲求高めのうぇーい系おくりびとしかいない!と思ってたら、まさかの美容整形外科医だったとは…
今回は私の感想とお顔の整形してる方が死後どんなふうになるか、をお話ししたいと思います。
感想
〜遺体の写真掲載について〜
現在、普通にエンバーマー(エンバーミング剥製遺体を作る人)もInstagramに自分が施したご遺体のbefore after写真を堂々と載せてる所を見ると、遺族がいない所でご遺体になんかする人達は「ネットに遺体写真を載せる事」にハードル低いのかもしれない。と思いました。
〜解剖時の雰囲気について〜
美容整形外科の解剖はそもそも死因調べてる訳ではないから、擁護してた東京美容外科の麻生先生だってあんな感じで笑顔で気楽にやってると思う。(ただ私達が知る由もなかっただけ)
行政解剖は職員が警察官多めだからか、笑顔など一切ないし時間もない。かなりピリついている印象。。
〜ご遺体の表現〜
フレッシュなご遺体や、ご遺体をちゃかしてるような表現に聞こえて不快!と日本人に思われた理由。遺体を扱う仕事をする人の教育の過程でアメリカが関わるとそうなりがちなのはなんとなくわかる。
アメリカ人で死者に携わる人(法医学の先生とか)は「死✖️ユーモア」で話しをする傾向が、上に行けば行くほど強い。(いわゆるブラックジョーク含む)
普通にアメリカンジョークを聴いててもどこが面白いのかさっぱりわからないように、なぜ死という厳かに存在してるものをユーモアを絡めて表現するのか、日本人にはわからないと思う。
(わかる必要もないと思うが)
以前キャンプフォスター内にある病院の保冷庫に入ってる軍人さん遺体を引き取りに行った事があった。その時対応してくれたアメリカの軍人看護師さんは遺体を私達に渡したあと、その場でおもむろにスマホを開いてゲーム(ツムツムやり出し、ビックリした事がある。人にもよると思うけどアメリカ国民性はやはり日本とは違う。
そもそも論、美容外科の医者って人の命を救う病院の医者と違いますよね。
「昼夜をとわず、患者と真摯に向き合い医療に使命感を持った医師が多いなかで、この医師達がやってる事は、患者のみならず医療そのものへの冒涜になるのではないでしょうか」と誰かが言ってました。なるほど…
その後
顔に埋め込んだシリコンは、死亡後必ず歪んだり浮き上がって(というか、表皮が重力で沈むので)そこに異物が入ってる事がモロバレしてしまいます。
特に鼻。
周りにカミングアウトしてない場合、葬儀会場で「本人、整形してない?」とざわつかれてしまってはあなたの尊厳が保たれません。
死後のメンテナンスケアが必要です。
整形してる方々は生前は上手なドクター探しに必死だと思いますが、死後も同じくです。
あなたの地域の腕の良い遺体従事者を見つけておきましょう。
恥ずかしい秘密、墓場まで持っていきたい秘密、家族には知られたくない事って誰にでもありますよね。でも家族には知られたくないけど、赤の他人なら知られてもいいや!という秘密はありませんか?
整形もそのうちの一つです。
私達は他人であなたがたへ先入観は全くありません。恥ずかしい事など何もない、と思って下さると嬉しいです。
私は他人であり遺体のプロなので、安心して死後はお任せ下さい!
(処置は追加料金一切なしです!)
お気軽に沖縄おもかげにご相談下さいませ😊
因みに、沖縄タイムス掲載の中で1番の胸アツ激アツポイントを言わせて下さい。
沖縄では知らない人はいない琉球銀行様とナンポー様と同列に掲載されていた事です❣️
色々頑張ってきて本当によかった。。。
死ぬまで沖縄県に尽くします。
新年になりました⛩
今年は沖縄タイムスさんに掲載して頂いたので是非見て欲しいです。
遺族が一歩踏み出す後押しに
「遺族が故人の死を受け入れ、次のステージに一歩踏み出すお手伝いをすることが私の仕事です」
そう語るのは県内で遺体管理専門会社を営む嘉陽果林代表だ。
起業して8年目、日々遺体修復の技術を磨く中で独自の施術も編み出しながら、遺族に寄り添うグリーフケアを届け実績を重ねる。 向き合う 「死」 の数は年間500件を超える。その一つ一つと丁寧に向き合い、故人と遺族の思いに耳を傾け続けている。
嘉陽代表が大切にしていることは「少しだけ、 故人の時間を戻すこと」だという。 例えば病気で亡くなった方の、落ちくぼんだ目や痩せた頬など、 かつてのその方の顔から急激に変化した部分も、安易に消し去ることはしない。 家族が最後まで丁寧に看病を続け、 故人の生きる力を尊重した結果であるかもしれないからだ。 「簡単に生前の姿に戻すことはこれまでの家族の愛情を否定することに繋がりかねない」と話す。
遺族の思いに心を寄せながら、初日の修復はあえて亡くなるひと月ほど前の状態を再現する。 生前の面影を残しながらも、最期の日々を思わせる姿から始めることで、遺族の時間を少しだけ巻き戻し、少しだけ 「死」から遠ざける。
それが目の前の現実に混乱する遺族に心の猶予を作り、故人を送り出す環境を整える支えになるという。
近年、依頼が増えた浮腫除去は独学で取得した技術が生きる。 現場での実績を重ね、技術の進歩とともに遺族の信頼も高まった。現在は口コミで依頼が来ることも増え、「沖縄の社会で必要とされている仕事だと自信が持てるようになった」と話す。「仕事に支えられてここまできた。 その感謝を忘れず、最後までこの地で社会貢献できるよう努めたい」と力を込める。
追記:9年目になる今でも、私はどんなに忙しくても全ての現場で毎回「これでよかったのか、もっと出来る事はあったんじゃないのか」「家族は私に気を使って本心を言えてないんじゃないか」と振り返りをします。
昔からガサツで女らしくない優しくないと言われてきた私が、最後の大切なお支度を手伝ってよいのか?
いまだに私の身内に「その遺族さんはあんたで良いの?」「あんたの何が良いのかね?」と言われてるほど昔も今も頼りない私が、大切な死後の大事な場面に携わってよいものか…
いきなり現れた何の関係性のない馬の骨状態の私が、いきなり故人の腹水を抜いたりして故人は怒ってるんじゃないか…
今現在でも、毎日毎日毎日こんな事を考えています。
私はただの死後の専門職というだけで私自身本当に何もない人です。今世間で必要な自尊心、自己愛、自己肯定感などは皆無でしたし、身内も誰1人私という人間を尊重してくれる人はいなかったと思います。
そんな中、唯一私を認めてくれたのは沖縄県の遺族の方々でした。私を頼って私を信じてくれました。人に頼られて人に信じてもらえるという事は産まれて初めての感覚で、その人達の期待に答えるために私は頑張ろうと思ったのです。
その思いは強くなり、私を受け入れてくださった沖縄県の皆さんに恩返しがしたいと思いました。
私ができる事は、自分の専門分野を一歩踏み込んで提供することです。
死生観が独特な沖縄県の葬送文化を守ることは地域貢献につながり、ひいては社会貢献につながっていくと信じてこれからも頑張りたいと思います。
2025.1.3 株式会社おもかげ代表取締役 嘉陽果林
先日、Xでこのようなポストがありました。
火葬場や遺体安置室が少ないのに、地元民の反対があり新規で作れない現状についてのご意見です。以下文字起こし↓↓
【昨日県議会で火葬場問題が議論されました!
取組みが遅すぎます!
17年位前までは全島で死者数8,000人!
それから12,000人に増え近年では15,000人、月計算だと1250人!約倍近く死者数増えてるのに火葬場がない地域が有るのが問題です!】
やはりそうなのか…肌感覚で近年死者増えてる感じ〜って思ってたら実際増えてるんですね!!
私達葬儀関係者はただ毎日、⚪︎日待ちという事実を受け止めるだけなので…こう言った事は知りませんでした💦
ちなみにこの手の記事が出たりすると「葬儀って絶対無くならない仕事だからいいよね」と、嫌味みたいに言ってくる他業種がいますが…
いやいやいやその考えは浅はかすぎます。全っ然分かってないです!
人は必ず死亡しますから確かに無くならない仕事かもしれません。でも、自分が選ばれなくなる事が今後あるかもしれないのです。
選ばれなくなったらもう終わりですよ。
その恐怖があるから、頂いた依頼を一つ一つ丁寧に対応して、信頼と実績を作っている訳なのです。
という事で、
北部:1日〜2日
中部:3日〜4日
南部:4日〜7日
↑夏のピーク時より2〜4日減りました🙏
見るとわかる通り、北部なんて昔から変わらず翌日火葬です!早過ぎ!(北海道も翌日火葬ですね)
だから、火葬場待ちの問題意識が地域によって異なってるんですね…
県全体の問題ではない、という事なのかしら…
さぁ、火葬場作る作る詐欺はもう2年も続いてます。今後一体どうなるのでしょう。。。
今年もやってきました。火葬場逼迫案件。
というか、沖縄タイムスさんで今年火葬関連の記事3回目くらいかな。
今回はTVでもやってました。
↑新聞読んでると???ばかり。
いやいやいやいや、1日約12万連泊6万って嘘ですよ。ちゃんと会社名聞き取りしました?
高い!と言われてる綺麗な都会の安置室でも、初め8万延泊1万(S)…初め5万延泊5万(F)…とそれくらい。
12万なんて絶っっっっ対にない。誇張していいすぎです😡
葬儀は非日常だし、近しい人の死を頻繁に経験する訳じゃない。だからいくら火葬場不足が逼迫だなんだと言っても、自分達の葬儀が終わったらもう他人事になる。
みんなそう。
火葬場建設案→白紙 建設案→白紙
2022年からずーーーーーーっとその繰り返し‼️
大変なのはそのタイミングで葬儀する家族だけ‼️
今までもこれからもそうでしょうね。
火葬場作る作る詐欺ばっかりで…
正直この話ふられるのもうんざりする。
だってなに一つ進展がない。
構想して、奇跡的に着工して、さらに使えるようになるの、2年後?3年後?
火葬場問題に便乗してる沖縄県市議員、県職員。
私達葬儀界隈に思わせぶりばかり。良い顔だけ見せて、結局あなたがたなにもしてないじゃん。
大切な人が天に旅立つ出棺の日。その日はきれいな顔で旅立たせたいーという遺族の願いをかなえているのが、県内唯一の遺体管理会社「おもかげ」浦添市の社長、嘉陽果林さんだ。
時間によって変化する遺体の腐敗を防ぐ技術や、顔面の腫瘍を除去して人工皮膚で修復する技術も持つ。
病気や事故で変化した遺体の顔を元気な頃の顔に近づける。
「最後まで女性はかわいくきれいに。男性は威
厳があり穏やかに」をモットーに遺体に向き合う。
2013年に沖縄に移住。これまで沖縄の人の優
しさに何度も救われた。沖縄のことを深く知ろうと歴史を学んだ。沖縄戦では亡くなった場所が分からず、大切な人の弔いができなか
った例が多いこと。今の沖縄の高齢者は戦場を生き抜いて、戦後の復興を支えた人たちであることを知った。「この人たちのために私は何ができるだろうか」
納棺会社で納棺師をしていたが、メークをしたそのときだけではなく、出棺の日まで故人の状態に責任を持ちたい、遺族と故人が触れ合える環境を作ってあげたいーと17年に独立し、会
社を立ち上げた。
依頼があった日から出棺日の朝まで約1週間。毎日、遺体のメーク直しに訪れる。遺族は故人の人となりや、温かなエピソードを話してくれる。
「出棺までの安置期間に故人の隣で寄
り添うことや、故人の顔の穏やかさで遺族はかなり救われる」。多くの旅立ちの場面に立ち会ってきた実感だ。
「私はご遺体を通してご遺族のグリーフケアをしている。だから、ご遺族の希望を叶えたい」。
故人の顔をふっくらさせる、むくみをとるなどの基本的なことから、要望があれば、髪を染めたり、遺族と一緒にネイルを塗ったりもする。
今年は大人よりも変化が早い子どもの遺体管理や家族のケアにも取り組む予定だ。特に亡くなった子どものきょうだい児のケアに力を入れたいと考えている。
「この子たちは亡くなったきょうだいのことを一生背負って生きていくことになる」。
大切な人を失った悲しみを癒やし、生きる力に
変えていくサポートをしていく。
〜琉球新報新年号より〜
「家族のグリーフケアに重点を置き、心穏やかに故人を見送るサポートに徹したい」。
県内で唯一の遺体管理専門会社を運営するおもかげ(浦添市)代表の嘉陽果林さんは、故人のメークや着付けだけでなく遺体の修復も手掛ける。
病気で痩せて別人のようになっていたり、事故などで顔が損傷していたり、時間経過による肌の変色があるなど、遺体の状態を目の当たりにして戸感う遺族は少なくない。
嘉陽さんは一人一人の遺体に向き合い、オーダーメードで処置を施す。
腹水などの水分を抜いて遺体を奇麗な状態に保つ技術や、外見を復元する特殊なメークや人工皮膚移植は、嘉陽さんがこれまでの経験の中で生み出した独自の技術だ。
出棺の日まで毎日自宅に通い、遺体の変化に合わせてメークを施す。
同時に大切にするのが遺族の心のケアだ。出棺までの期間、故人とどう過ごしたいかを細かくヒアリングして工夫する。
「手を握り、マッサージしてあげたい」といった声には、遺体がドライアイスで固まる前に手を組みほどき、遺族が触れられる状態を作ってその思いに応えた。
「触れ合いを通じて、遺族が死を受け入れ、心穏やかに見送ることができる」と意義を語る。故人を在りし日の姿に近づけ、火葬までの限られた時間、丁寧に家族とつなぐ。
今年は子を亡くした遺族のグリーフケアにも注力する。
悲しみが深く、より細かいケアが必要と感じる一方、亡くした子との最後の過ごし方に選択肢があると知らないまま「お別れ」を余儀なくされる家族の姿に心を痛める。
「沐浴やタオル人形作りなど、最後まで長く子どもに寄り添う時間を提供してあげたい」と話す。
今後は小児科や医療機関との連携でシームレスな遺族サポート体制の構築を模索する。
医療従事者向け勉強会も積極的に開催し、新たな分野で挑戦を続ける。
〜沖縄タイムス〜新年号より