株式会社おもかげ

【ご遺体コラム】日本一分かりやすく、死後硬直解説をしてみた。

皆さんは良くドラマで見る【死後硬直】というものを知っていると思います。

科学捜査系のドラマでありがちな
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「背部に死斑あり………四肢までの硬直
………死亡推定時刻午前0時~2時ね!( ・`д・´)✨」

ってやつです❗

硬直について、(一般人向けに)簡単に説明します。

★死後約二時間後から、心臓より始まり四肢に向かい固まり始める。

★四肢まで到達後、数時間後に四肢より硬直は解かれていく。(弛緩←ちかんですね!)

★硬直で固まっているお身体は、マッサージしたら
解くことが可能。

(なので、死後でも着付けが出来るんですね(*^^*))

★自然に弛緩したご遺体は、熟れた果実のように
グニャングニャンになります!!

★硬直メカニズムは、筋肉組織が多いに関係しています。

子供、高齢者は筋肉があまりないので、
壮年男性より
早く硬直がなくなります。
幼児や長く入院されていた方はほぼ硬直はありません。

(わたくしが死んだら、殆ど硬直しないから
誰か口閉じしてくださいね(>_<))

★硬直するまでに口閉じを行わなかったら、
口が空いたまま硬直に入ります!
そうなったら、技術がある納棺師しか
閉じることは出来ません。 

❕❕❕OKINAWAのご遺体の皆さん❕❕❕
❕❕❕安心してください❕❕❕
❕❕私はあなた方の口を100%閉じられます❕❕❕

(なので病院は、顎バンド、と言うもので
死後故人様にヘルメットバンドみたいに
キツく縛ります)→これ、こんな事しなくても
病院は顎下にタオル置くだけで充分なのに(>_<)

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これ↑

つまり。
硬直でその方の晩年の様子、生活スタイルを知る事ができます。

例えば顎ですね。

例)顎の硬直が強ければ、
普通に口より飲食していた=内臓も元気だった=遺族も急な死で驚いている=それに見合う、グリーフケア
出来ます。

例)首から背中にかけて硬直が強ければ、
普通に歩いていた=健康を意識していた可能性高い。

その部の硬直で、生前のスタイルがわかるんですね。

そうするとご遺族との会話も沢山できます😊😊

大切なグリーフケアも、硬直からどのように 進めていけば良いかも分かりますので
私にとって【硬直】と言うのは一つのグリーフケアバロメーターで大変大切なものであります!

(科捜研の女じゃないので、私にとって必要なデータは死亡推定時刻ではありません(^o^;))

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ここからは関係者用語になるので、詳しく知りたい方のみ見てください。

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(↑ちょっと汚いですが、煩悩時代に書いたメモです^^)

皆さんはATPとADPの関係は良くご存じと思います。
(これは私がかつて、体液は煩悩だ!と言っていた頃も知っていたので
情報としては納棺従事者なら当たり前範囲のはずです。)

http://omo-kage.hatenablog.com/entry/2017/11/16/211141
(煩悩記事はこちらからどうぞ)

死亡すると、エネルギー源であるATPが得られなくなります。
死直後はATPやカルシウムが体内に残っているので、生きている時と同じように筋肉の収縮を行いますが
その後ADPに再リン酸化して貰えないので
再び弛緩することなくそのまま硬まってしまうのです。

弛緩理由は色々言われてるけど、私の持論は
タンパク質の分解だと思います。

理由はその時体内はアシドーシス(酸性)に傾いているからです。

タンパク質の分解には消化酵素が大きく関わるので
長くなりますから、
また今度話します(笑)

因みに遺体はそのままアシドーシスだけではなく
アルカローシス(アルカリ性)にも変化することが
実験結果で分かっています❗(*^^*)

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この前の読んでた【生命のATP】の本、
残念ながら死後の事は全く書いてありませんでした。(当たり前ですけど💦)

しかしATP、などのアデノシンを理解するにはとても良い本だと思いますよ~😍💓💓

次回は、硬直で有名な、弁慶と木口小平についてお話します。

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