遺体への無償の愛と「遺体は語る」の関係性

 

私は死んだ人が大好きですが、それと同じ位

「死んだ人とその周りの生きている人(遺体と遺族)」の関係性

が大好きです。

分かりにくいですが、遺体と遺族の間には無償の愛が発生しているからです。

無償の愛、という考えは生体では「親が子に」というのが近いでしょうか。

ご飯作っても何か買っても、その親子が喧嘩したからといって

親が子供に「あんたに使った何年分のこの家計簿につけてある計○○○万円を今すぐ返済して、

尚且つ食事や掃除に費やした時間もお金に変えて今すぐ返してください!」とはあまりならないですよね。

(まぁざっくり数千万円返せ!とかは高校生とか大学生の反抗期の子供に言うかもしれませんが)

何が言いたいかというと

遺体周辺にはその「見返りを求めない愛」が沢山あるのです。

それは死んだものだからやらなくていい、とか明後日燃やしてしまうんだから不要でしょ、という

考えは実際あまりありません。

(当事者であればわかると思います)

殆どの近しい方が、その遺体と一緒に横たわり手を握って涙を流します。

「こんなに冷たくなって」と

冷たくなった手を暖める行為は

一体誰のなんの為に行われてると思いますか?

紛れもなく、「冷たくなって可哀想」と思いを寄せる、ご遺族からご遺体への気持ちがそうさせていると思います。

 

これが、見返りを求めない愛で

無償の愛だと、私は考えています。

他にも沢山あります。

一番多いのは上記の手、ですが、次に多いのは故人のオムツです。

皆様はご存じ無いと思いますが、実は病院死亡や警察検死にまわされた殆どの方はオムツで帰ってきます。

老若男女関係ありません。

10代の子でも20~40代でも自殺や事故で警察検死に行ったらオムツで自宅に帰ってきます。

私はご遺族にこのオムツについてどう思うかを必ずお伺いしておりますが

9割の方は

「とって欲しい。パンツをはかせてほしい」と言います。

この感情はまさに遺体への無償の愛だと思います。

それは、すぐ火葬するから、既に死んでるから、という「理由」がそこには全くないからです。

あるのは「故人を思う気持ち」しかないと思います。

(わたくしが初めて出会った、無償の愛を形で見た時も ある団地ご夫婦のパンツにまつわる愛でした。

物凄く衝撃的で何年たった今でも鮮明に覚えています。

いつかそのお話を共有したいです)

因みに、無償の愛は死後にばかり発生している事ではありません。

(勿論生前からその愛はあるのでしょうが、わたくしが初めてお会いするのは死後なので、、、、)

 

その遺体を見たら、遺族から献身的に愛されていたのかなと言うのが分かります。

まさしく「遺体は語る」です!!

 

沢山有りますが、一つご紹介します。

★★遺体の肌★★

遺体の肌と言うのは、生前の皮膚に刷り込まれた保湿液の量をまさに反映します。

特に高齢女性は肌が弱くて薄いので、毎日~亡くなる直前までご家族が声をかけながら、顔にマッサージクリームや乳液、化粧水を塗ってあげていたら 死後がこれがすぐに分かるんですね。

(毎日の行いになりますが、これは手や足も同じです。)

そのときは必ずご遺族にその旨を伺うと「そうです!!」と言われますが

「母はメイクはあまりしなかったんですが、マッサージが凄く好きで、、、」と 故人様のお話になるんですね。

「でもおばあちゃん、本当にマッサージ好きだったよね」

「そうよーお母さんが行ったらすぐに、今日はマッサージしないのって聞いてきたんだから!」

「えっお母さんにも?!私にもなんだけど・・・」

「そうなの?おばあちゃんは、昔から・・・・」

 

そこからその場にいらっしゃるお孫さんからご親族が、ワイワイ故人様の生前を笑顔で話し始めます。

 

私の役割は、グリーフケア、ですから

その場面を作る事がとても重要だと思っています。

(勿論、私にとっても故人の生前のおもかげを知れる良い情報なんですが。)

話しは飛びましたが 一部ご紹介した無償の愛についてはあくまでわたくしの見解です。

でも、ご遺族が故人に生前から施したことはそのまま遺体になったときに現れます。

それは紛れもない事実です!

そして、愛情には男性も女性もありません。遺体のまわりは悲しみよりも愛が溢れていると、わたくしは思います。

時々、こんな風に愛されていた故人がとても羨ましい!!と

思えるような方もいらっしゃるのも事実です(^^)

投稿者:kojinsama 投稿日時:

ウジ虫を見る事

私は多分、一般方々よりウジ虫を見る機会がとても多いと思います。

(一番は誰だろう?

警察や葬儀社、搬送の方々。あとは食肉工場とか、牧場や養豚場、馬とか、そういう動物がいる所ですかね。。)

 

ウジ虫は(気持ち悪いので)かなり好きではないですが

(毎回鳥肌たちながら向き合っています!!(>_<)

そして、クリアに見たくないので  メガネは絶対にはずします(>_<))

その性質?性格?特異性?がある彼らを見ると

「私はウジ虫以下かもしれない…」

と思ってしまうほど、彼らを頭が良く感じてしまう事が何度かあります。

そして

大体皆さんと食事に行ったりすると盛り上がる「ウジ虫一問一答」

話がつまらないわたくしの鉄板ネタです!!

(ちなみに、私が詳しい時のウジ虫は、孵化してすぐ、でかくなる前の二ミリ位の時期です!!それ以上は中々会いません。

理由はわたしの所に来る遺体の中にいるウジ虫というのは、

死後ハエがよってくる時間を逆算します、そして卵を産み付け孵化する時間は早くて14~18時間後だからです。

まぁ死にかたは、ケースバイケースなのでウジ虫の大きさまでは一概には言えませんが、何しろ彼らが小さい時にしか会いません。

そう!気になる質問をおひとつ🙌🙌🙌

例えば

Q:どんぶりイッパイ位のウジ虫をグワッと掴んだら、どんな感触でしょうか?

などです。

 

答えは…「ゆるふわ」です。

フワッフワの生クリームを掴んでるみたいで感触がありません(^-^;

(ただし、二ミリ程のウジ虫の場合です)

皆さん!

見たくないと思いますが、、、

風もないのに白いものが、揺れていたら、、、、

それはウジ虫の大群です!!!

 

あぁあ考えただけで気持ち悪い(>_<)

ゾワゾワします(><)(><)

そんなわたくしは、実はウジゴロシで有名なアース製薬に、メールを送りました!

返ってきたら是非載せますね(^^)

投稿者:kojinsama 投稿日時:

七月コンチネンス協会様の定例会❗

去った23日に、アドベンチストメディカルセンターさんの一室で

二時間エンゼルケアについて熱弁してきました!!

主催は<排泄ケア>のコンチネンス協会沖縄支部様で

西村会長と大湾先生と、トミタ看護師さんにご協力頂いて講演不慣れなわたくしをバックアップして下さいました❗

(ギリギリまで色々設定もして頂いて、ありがとうございました(;>_<;))

日本コンチネンス協会さんというのは、人の排泄ケアの大切さを学ぶ協会さんです。

こちらの会長様である西村先生がイン沖縄されている事自体凄いですよね👀

でも人の下の世話まで考えてあげるって本当に優しい方々なんだなと思います。

(私は遺体の下の世話は積極的にできますが・・・身内ならともかく、介護の方々もそうですが、本当に頭が下がります(@_@))

講演も60人位の方が、わたくしみたいなネームバリューもない、馬の骨の話を聞きに来て下さいました

( ;∀;)

感無量です(T-T)(T-T)

主に看護師さん、訪問看護師さん、ケアワーカーさん、介護士さん、ドクターも来てくださいました!

嬉しかった(;O;)

初めに「エンゼルケア関連」の質問を出して、グループワークをしていただきましたよ(^^)/

中々方針が違う病院や施設さんが集まって、死後のことを話すって滅多にないですよね。

皆さんの発表を聞いて感じたのが、

死後の処置・エンゼルケアについてって、誰もが疑問を感じながらされているんだなぁと思いました。

 

なぜならば教科書通りにいかないからなんですね。現場のご遺体事情はですね。よくわかります!

遺体も10人十色、それと同時にご遺族も10人十色ですからね。

 

看護師さんたちは無償のケアをすっごく忙しい時間にしてくださっています。

人は亡くなるのは0時から6時位が結構多いですよね。

夜勤の看護師さんも人数限られてくるし、病床早く空けたいし、正直そんなに暇でなない!と思うんですよね。

それでも丁寧にお風呂に入れたり、メイクや死後処置などをしてくださっているのは紛れもない事実です。

(死後処置代金としてとっている病院さんもあると思いますが、それでも我々のような葬儀側よりはよっぽど良心的な金額であると思います。)

お医者さんの中で「それは葬儀社にさせればいい、看護師の仕事でない」という方も多いと思うんですね。

確かにそうなのも一理あると思います。(._.)

でもエンゼルケアという言葉を作り出して、大切にそれを守ってきたのは看護師の先輩方でした。

(我々の遺体従事者はエンゼルケアとは関わりなさそうですが、それは今までの話です!

確かにエンゼルケア後の遺体を引き継ぐので、接点はないのですが、それは同じご遺体を引き継ぐ事なので関わりないわけではないのです。

死後3時間の遺体に正しい処置をする事、それこそ美しい遺体を作る為のカギになると思っています!!

それを遺体管理学として後世に伝えていけたらなぁと思います。)

エンゼルケアをして病院を出た遺体達がどんな変化を起こしているか、しっかり私がフィードバックをさせて頂きたいと、それがお互いの良い高めあいになると、とても思うんですね。

(持論ですが、、、我々遺体従事者、並びに葬儀社は、もっと医療の方々に感謝すべきだと思います。(;´・ω・)

医療関係者とこうやってお話しさせていただく前は 葬儀側の人の中で医療者に敵対意識を持っている先輩方は沢山いらっしゃいました。

(なぜ!?(;’∀’) )

この立場になって医療の方々とお話しすると、本当に皆様頭がよく、理解が早いです!!

遺体知識においては、遺体はすべて生前からの引継ぎです。

それは病気であったり死因であったりがかなり影響します。

つまり、医学無しでは絶対に遺体は語れません。

勘違いされている方もいるかもしれませんが、

遺体は生前の延長です!死んでそこからがスタートではないのです。

この理解ができないと、遺体の予後予測はほぼ不可能ですね( ;∀;)

医療の方々は、我々の遺体従事者よりもよっぽど知識がある方ばかりですし、

遺体を診ることだって可能だと思います。

(だってもし、日本がエボラみたいな感染症が蔓延したらその遺体管理を国から任されるのは、我々遺体従事者ではなく、お医者さんであったり感染症センターの人であるでしょう。)

なのでこちら側(葬儀側)の方々はもっと医療従事者・コメディカルの方々と尊敬してもいいのではないのかなぁ。。。と(;・∀・)

このような遺体従事者と医療従事者がお話ししあう機会は殆どありませんでした。

(理由は沖縄の殆どの遺体従事者が葬儀社の一スタッフである事。

そうなるとそのスタッフがエンゼルケアの話をする事で、そこの葬儀社にはその病院から出た遺体を優先的にまわしてくれるシステムであったのでしょう。今はどうなっているか分かりませんが、、、)

 

互いを認めあって尊敬することで、立場は違えど、

よりよりグリーフケアを重んじたエンゼルケアができるのだと、

弊社は考えております。

長くなりましたが・・・・・

良いワークになったと感じました~(^^)↓↓

皆さんの発表をお聞きして「あっ私はこのこと忘れていたわ」と思った事、何個かあります( ;∀;)\

良い意味で初心に帰る事ができました。

 

 

そうそう!!

これ言うの、忘れてました笑

エンゼルケアって、正解はないです!

でもエンゼルメイクには正解はあります❕🌟❕❕

全て、理由があるのですね。

~お話しした事~

死後処置とエンゼルケアの我が国の歴史

緩和ケアとエンゼルケアの相関性

合掌バンドと顎バンドの注意点・それぞれの意味

エンゼルケア後の遺体はこうなっていた!

他、皆様の質問にお答えします~でしたが。。。時間足りないですね(;・∀・)

もっともっとお伝えしたい事、沢山ありました!!

是非、セミナー希望の方は

zuttokurasu@gmail.com

↑ズットクラスプロジェクトさんにお願い申し上げます。

今回は二割位しか話していませんよ! もっとコアなお話し、沢山ありまする(^^♪

 

わたくし、めっちゃ頑張りました(´;ω;`)💦

人前は緊張してしまうんですが

幸いな事に、遺体の事になると全く緊張しませんね。

しかし、物凄い頑張ったので、

5才くらいこの二時間で老けました(-_-;)(-_-;)

 

今週末は先週出来なかった終活セミナーですよ(^^)

↑台風で21→28に変更になりました。

投稿者:kojinsama 投稿日時:

ご遺体管理学から見る、メイクスタッフ、納棺師の在り方。

人間としてよくないなぁと思うことは、思わせぶりなことをして最後まで面倒見ない事じゃないでしょうか?

(完全に主観ですが、これはすごく嫌いですね(-_-;))

ちょっとニュアンスは違いますが、「釣った魚にエサをやらない」が似ていると思います。

何が言いたいかというと現在のご遺体界では当たり前のように

《思わせ振りな事をして、最後までご遺体の面倒は見ません》

(そうではない葬儀社は私が知っている限り1社くらい・・)

 

一番このご遺体従事の立場で気にしなければいけないことは

「したことによって産まれた悲しみをご遺族に体験させること」です。

したことによって産まれた悲しみ・・・・

これは難しい言い方なので、以下で分かりやすく説明いたします。

 


例えばある80代の女性が亡くなって、〇〇葬儀社にご遺体メイクを依頼します

(プランに入っているとかないとかあると思いますが)

その時にきてくれるメイクスタッフさんや、納棺師さんはとても綺麗にしてくれたとします。

ヘアアイロンで髪も綺麗に巻いてくれて、娘さんも「お母さんは昔からパーマをよくかけていて、とても綺麗好きな人でした!」と喜びました。 その後気になっていた口も閉じてくれて無事に家族で納棺しました。

 マダムに人気の髪型はこんな感じです(^^  ↑↑↑

出棺は明後日です。

「明日もメイクさんは来てくれるのですか?」と聞いたら

「いいえ、明日は来ません。体液が出たら有料ですが呼んでください。」と言われました。

 

翌日

納棺された女性の髪は沢山あてられたドライアイスの水分で巻きは取れてダレていました。

(女性ならわかりますよね! 雨の日は巻いても巻いてもダレます。水分によって、巻きがとれてしまった事です)

口も閉じていたはずでしたが、棺桶の素材のヒノキの影響で皮膚の乾燥を起こし、少し開いています。

(↑↑今度棺桶の素材についても説明したい。 皆さんが納棺について勘違いしています!!

納棺はメリットばかりではありません!!デメリットはあります!!)

 

遺族は誰も何も言いませんでしたが、ここで葬儀社およびご遺体従事者が気づいてあげなければいけないポイントは ’’ご遺族に2つの悲しみ’’が生まれているところです。

・もし、髪の毛を巻いてあげなかったら? →初めからそういうもの(巻かないもの)だと思います。

・もし、口を閉じてあげていなかったら??? →こちらも初めからそういうものだと思います。

いえいえ、問題はこれらをした事ではなく、「やるなら翌日も見に来て、最後まで面倒見てあげるべき」なのです。

(しかし、やらない選択肢は省きます。そして上記くらいの事ができないクォリティの低い遺体従事会社は契約しないほうがいいです)

ご遺族は「あぁ昨日綺麗だったのに、今日はこんな風になっている。でもメイクさんは来ないから仕方ないよね」と思うわけですね。

その時点でご遺族に「諦めさせている」という状況が出てきています。


以上が

「したことによって産まれなかった悲しみをご遺族に体験させること」の説明になります。

弊社はご遺体メイクは「納棺したその日」「翌日」「そして心配なら出棺前」の三回ご遺体を見に行くべきだと推奨しています。

無論、ご遺体管理学ではそうなっています↓↓↓

ヒノキの棺は水分吸収率が高いので、保湿をしていても納棺後のご遺体は毎日保湿を足さないとしわしわになります。

メイクに行くべき時間帯

第一回:死亡~3時間 変化の防止 やつれ症状、病苦顔ぼうの軽減 

第二回:3~48時間 変化に即したメイク (出現した変化のカバーメイク)

第三回:48時間以降 セレモニーのメイク (別れのための美顔的メイク)

 

しかし!!!!!!!

ここで遺体従事会社はこう言います。

「毎日見にいけない。人件費やガソリン代はどうするんだ」

と。。

いえ、ごもっともです。

内地の遺体従事会社は、東京~静岡 京都~神戸 までと、100キロ走ったりするのは当たり前です。

だからその理由はごもっとも、なのです。

では、沖縄はどうでしょうか???

沖縄自動車道路(南部から北部までつながっている高速道路)でさえ57.3キロメートルなのです。

さらには起点は那覇の南部中心なので、あくまで100キロ走ることは殆どございません。

すなわち「内地のような言い分は、沖縄には当てはまらず言い訳になる可能性」さえ感じられます。

(第一を業務にしたら、仕方ないでしょう。第一をご遺体にしている弊社の考えです。)

 

私は一度お会いしたご遺体に関しては、当日、翌日、出棺日の朝も必ずお顔の様子を見に行っています。

それは「ご遺族の不安をなくすため」そして「ご遺体が安心して旅立てるため」の補佐のプロであるからだと思っております。

(葬儀社があくまでもセレモニー重視でよいと思います。

ご遺体は片手間でしてはいけないと思う観点から専門は専門に任せるべきだと感じます)


ご遺体の生態の正しく理解できない人間が、ご遺体を語ってはいけません。

ご遺体の明日を知らない遺体従事者は、ご遺体を語るに値しないと思います。

 

 

現在弊社では「出棺まで見守りプラン」を全プランに導入しているので、無償で翌日も見に行っています。

そこでは沢山の気づきがありました。 全てのご遺体の常識は、そこでは通じませんでした。

皆さんに言いたいです。

ご遺体は毎日顔を変えます!!!!!

いくら机上でご遺体の勉強をしていても、現実はマニュアル通りではない、ご遺体の変化を目の当たりにした時の衝撃は本当に大きなものだと感じ、さらに自分の「わかっていた」という勘違い、思い込み、浅はかさに毎回気づかされます。

何か一つの分野でさえ、一人の人間が深く理解するのにはあまりにも多くの知識が必要とされると思うのです。

ご遺体に関しては ご遺体管理学、法医学、医学、細菌学、免疫学、解剖生理学、食品衛生管理学、メイク技術、化学、薬品・・・・他様々な知識が必要とされますが、全ては臨床理解だと感じます。

ご遺体に関して言えるのは 1+1=2ではないのです。

温度、湿度、病状、体型、年齢、性別、臨終時の様子、。。。

全ての点が線になり、

そのご遺体を作りだしているのです。

「死んだからこうなってしまった」

ではないのです。

 

必要な事は 処置にご遺体を合わせるのではなく、

ご遺体にあった処置をする事。

そして、最後まで、

ご遺体・ご遺族にしっかり寄り添う事。

この二つを徹底する事が出来て初めて「ご遺体従事者」と言えるのではないのかなぁと考えます。

人は、裏付けとなる知識以上のものは見えないのです。

残念ながら今日においては

知らないから分からない、

見えないということが、まかり通ってしまっています。

ご遺体の明日を知らない人は、ご遺体従事をするべきではない、と常に思います。



沖縄にはゆうに160社を超える葬儀社があります。

皆「真心」「誠意」「信頼」などのうたい文句を打ち出し、どれがよい葬儀社か消費者はわからないと思います。

そこで、一番、根本の基準は「ご遺体を大切にする担当者」かどうかを見極めてください。

消費者が無知だと、損をする時代なのです。(葬儀にかかわらずですよね)

会社のカラーはあれど、担当は個々の人間ですのでそれは前面に出てくると思います。

「良い担当がいる葬儀社の選び方」というタイトルで今度詳しく説明したいと思います(^^

 

 

 

 

 

投稿者:kojinsama 投稿日時:

★ご遺族様の声②★

О様 うっ血と浮腫みがあった故人様のお孫さん  アンケートとメールより


私自身初めて身内の不幸を経験し、元々医療職であったため死後の処置は知っていましたが、復元専門をいう分野を初めて知りました。

最初は、もうこれ以上身体に傷をつけるのも可哀想だから、腹水たまってても血色が悪くても仕方ないと思っていました。

けど、実際の処置を見て、徐々にじいちゃんの顔色がよくなり、パンパンだった身体が軽くなるような

苦しんでいた身体が「楽だよ 苦しくないよ」と言っているような顔色と体になっていく様子を見て

本当に受けてよかったと思いました。

偶然、葬儀担当の方からこの復元処置のお話しを聞いて 実際にしていただき、本当に良かったと家族ともども感動しています。

告別式までの3日間、匂いもなくとてもキレイな状態で祖父を送り出す事が出来ました。

本当にありがとうございました。

 


先日はありがとうございました。

愛されていたお爺ちゃんなんだろうな、というのはご家族皆様の心配そうに見つめる目ですぐにわかりました。 それゆえ、どうにかしてもっと綺麗に、皆さんが安心して送り出せるお爺ちゃんにしてあげたい!という気持ちが私もとても強かったです。

ご遺体処置よりも、お爺ちゃんのオムツをとってパンツを履かせてあげられたことが私はとても嬉しく思いました。 またそのさいのお手伝いも、お孫さんたちがみんなで一緒にお力添え頂いたこと、お爺ちゃんは本当に嬉しかったと思います。

また、おばあちゃんが「段々顔が穏やかになっていくね」と仰って頂いたのも、来て良かったと心底思いました。

その後のメールもありがとうございます!

沖縄ではまだまだ認知が低いですが、ご遺体を大切にすること、が葬儀の基本だと思います。

その際はお力を貸してくださいね。

嘉陽果林

 

投稿者:kojinsama 投稿日時:

【沖縄初!!】京都グリーフケア協会上級認定とりました!!

初級を10月に受けてから丸五ヶ月…………ついについに、上級まで取れました😭😭😭

なんど京都に行ったかわかりません!

初級で一回、中級で二回、上級で三回❗と言うことは計六回(>_<)

(ほかにも、東京3回、福岡2回、静岡、宮城、と行っているので、本当に大変な半年でした。

もう今年は沖縄から出ません!!

(-_-;))

 

(毎回嫌だったのは関空から京都までの高速バスが片道2550円て(>_<)

非常に辛かった(>_<)

成田~東京駅でも1000円なのに!泣)

 

そして、会社を12月に立ち上げたので、お金が本当に無くて全てLCCとカプセルホテルで外人さんと

一緒に寝泊まりしてました。

(はじめは慣れなかったですけど、

中級の二回目位からは慣れて、上級では大分眠りやすかったです(笑)

皆さん!今のカプセルホテルは本当に安くて良い所多いですよー(^^

私はこれからも一人で内地に行くときは、またカプセルホテルを利用したいくらいです! )

ANAやJALで ダイワロイネットとかのホテルに泊まる事ができる日がいつか来ても、貧乏出身の私はケチってカプセルにするんだろうなあ~と思います

( ;∀;)笑

 

そんな京都のグリーフケア研修はこちら→http://www.kyoto-griefcare.or.jp/

現在日本には大きなところでいうと3つほどグリーフケアを学べるところがあると思いますが、私はここ(京都さん)で本当に良かったと思います。

私は弊社『おもかげ』を作るまでずっと

【ご遺族は関係ない、ご遺体がいればいい】

と思っていました。

(↑恐ろしい考えですが、本気でした汗)

 

でも、グリーフケア

(悲しみの喪失のケア)

というものを徹底的に学んで私が得たものは

【私の愛するご遺体には、愛すべき家族がいる】

という事でした。

それから

【ご遺体のために、ご遺族のために】という方針に変わったと思います。

 

しかし。。。。参加している方々の意識の高さにびっくり!!!

なにしろ、会社がその受ける人の講習や宿泊代を出しているという事実にもすごいなあ~と思います。

(沖縄じゃあり得ないですね( ;∀;)

宿泊旅費だけでいくらかかるか( ;∀;)

( ;∀;)

外部を知ることはとても良い事だと思いました。

まさしく井の中の蛙大海を知らず・・・とはこのこと”(-“”-)”

 

あっ。

でも私のような遺体専門業務はいないようで殆ど葬儀社でした。

そこで分かったのが

私はなんて葬儀の事を知ったかぶっていたんだろう

という事実でした(;O;)

今まで知りもしないのに

沢山の葬儀の事をわが物顔で答えてきた事を反省します・・( ;∀;)

(それがわかると、

葬儀社がご遺体を知ったかぶっている事実もわかりました。

それはとても大きな私の今後の伝えかたの勉強にもなりましたので、

結果とても良い気づきでした!)

 

葬儀だけでなく、京都さんは病院の先生や、全国遺族会の代表の方や、看取り部門の専門家の先生など、

普段絶対お話しをお聞きしないような素晴らしい方ばかりでした!!)

せっかく得た学びを生かしてこれから看取りや地域包括ケアの勉強もしていきたいですね(^^)/

そして→→http://www.kyoto-griefcare.or.jp/voice/voice_f/

【受講者の声】にも掲載されたのでぜひ見てほしいです。

かなり本音が凝縮されています笑

沖縄で初めてのグリーフケア認定者です!!

素直にうれしい!!!バッチも頂きました(^^)/

 

堂々とこのバッチをつけて、誠意をもってご遺族おひとりおひとりと対話をしていきたいなと思っております!

認定者の名に恥じぬように、これからも頑張っていきたいです(^^)

 

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

→→半年前の私の目標の資格→→

★上級終活カウンセラー

★上級グリーフケア認定者

★海洋散骨アドバイザー

★ペット看護士

これはすべてクリアしました!!!!

お金も時間も、勿論必要でしたが・・・ あと一番大切なやる気と行動力と実行力!!!

それだけでただ走ってきました。

かつては不安でいっぱいでしたが、ゆるぎない自信と誰にも負けない知識、

そして誰にもマネできない

【私の技術】がある限り私の未来は明るいものであると信じています。

☆☆☆☆☆☆☆★★★★★★★私が考えていること★★★★★★★★★★★★★★☆☆☆☆☆

信念を持つこと、

背水の陣で挑むこと、

失敗を恐れないこと、

言い訳しないこと、

逃げ場を作らないこと、

個性を持つこと、

周りと同化しないこと。

そして

「他者を期待せずに、自力の底上げに力を入れること」

今の私の段階は↑↑ここ、です。

☆☆☆☆☆☆☆☆★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★☆☆☆☆☆

あんなに「無謀だ」「沖縄に資格は意味はない」という周りも、

結果」を出すと、変わってきています。

でも、私は営利主義なベクトルを持つ業者とは絶対に手を組みません。

私は最初から最後まで、

【全てのご遺体の為に】

という信念は絶対に崩しません。

大切なのは

B to B(葬儀社から弊社への依頼)ではなく

C to B(ご遺族から弊社への依頼)へシフトチェンジする事です。

これは現在の日本でのご遺体メイクの立場では前代未聞ですが、絶対にできると信じています。

そうする事で、ご遺族の支払うご遺体への無駄なお金が生まれないのです。

【無駄なお金】と言うのは、分かりやすく言うと仲介手数料の事ですね。

私は葬儀に必要なのは、地域文化、国が違えど【ご遺体を大切にする心】だと信じています。

私が手に入れた’’資格’’は無駄ではありません。

発言するにはまだまだ歳も浅く、新参者であるがゆえに経験者を目の前にした時には太刀打ちできない個人なので、

その誰も持たない’’資格’’がプラスになることもあるのです。

葬儀のプロは沢山います。

 でも「ご遺体のプロ」は沖縄にはいません。

その重要な役目を果たすべく、私はおもかげの代表として、

ご遺体従事のブレーンとなるべくこれからも勉強と研究をしていきたいと思います(^^)

私の仕事は、家族が安心して触れるご遺体を作ることです。

 

私は人生をご遺体に捧げましたのでこれからもご遺体とずっと寄り添って行きたいです。

 

投稿者:kojinsama 投稿日時:

あなたの周りの【アウトプット依存型】

私が感じる、

知識披露の【アウトプット依存型】
について。

最近、「あの人はスゴいから、紹介したい」という話をよくされますが

あまり乗り気にはなれません😖😖

「スゴいって、何がスゴいんですか?」と聞くと
「いやぁ~スゴく勉強してるんだよ

あなたもそうでしょ!」

私は確かにバカなりに頑張りました!けど………

【知識披露型】の段階モデルにすっかり当てはめられる結果にもなっています。

この【スゴい人】は
世の中にはとても多く存在しています。

先日の、
【遺族に「スゴいね!」と言われることに快感を得ている納棺師】

https://omokage.okinawa/2018/01/08/2018-01-08-154453/

のblogと一緒です。

【知識披露型】の特徴は人が珍しい!と思うこと
(遺体や骨、神のこと、病気の事、薬の事、看とりとかの老後のシステムのこと、とか、変わった事)
を少し勉強してアウトプットすること。

それで「スゴいね~」「へぇ~そうなんだ!知らなかった」と言われる事に心地よさを感じるタイプ。

どんどん雑学はふえて、根拠もない付け刃みたいな知識はネットから集め、膨大に増えていきます❗

これは低学歴の方に多いです。
とゆーか、私もなので(笑)良くわかりますね(笑)

私はバカ生まれバカ育ちの、殆ど赤点の高卒でした。
しかし、様々な紆余曲折後に、
ご遺体の事に猛勉強したら、大した事ないことでも
周りににスゴいね~!!と言われる。

→→対象がご遺体だからですね。

でも、知識やノウハウをいくら熱弁しても、
ご遺族には全く伝わりません。

私はこれだけ知っています!勉強しましたから!!
と満面の笑みで言っても、葬儀社は聞く耳も持ちません(–;)

そうなると大切なのは、
【その勉強してる対象物への気持ちを見える化】すること。
これに尽きると思います。

知識やノウハウ、雑学を披露する、
【アウトプット依存型】に多いのは
「じゃあ、あなたはそれを知り、何をしてるんですか?」
と聞いたら何もしていない事が多いです。

はっきり言います!!!

【アウトプット依存型】には学歴コンプレックスが多いです!

現にお医者さんなんてプライベートで知識披露をし続ける人、あまりいないですよね😓

かくいう私も最近になって、

私アウトプット依存型じゃん💦と気づきました。(笑)

_______________

でもアウトプットって覚える為には必要なんですよね(–;)

私は聞きたくもないであろう、ご遺体の筋肉組織について、話しまくってましたから(^_^;)

(今考えたら申し訳ない!けどこれからも喋ると思うからその時は付き合って欲しいですねぇ~という矛盾💦)

_________________

と、色々ありますが!!!

今は、第二のステージにいくべく
その為に何が出来るか、

何をすればいいのか、
考えて行動すべき段階に入らないといけないと思います(>_<)

私が実現出来たとき、

その依存から逸脱出来ると信じています❗

 

必要なことは、

《口だけではなく、やっていることを見える化、する事》

だと思います^^

投稿者:kojinsama 投稿日時:

やっと念願のホームページが完成しました。

パソコンは本当に苦手ですが、四苦八苦して頑張りました。

ご遺体の勉強するほうが何倍も簡単でした( ;∀;)

ホームページを作ることで、弊社おもかげのコンセプトや私の気持ちなどがしっかりご遺族、そしてお客様に伝わるのではないかと考えました。

(私はブログだけでも良かったんですけど(;’∀’))

きっと、私の尊敬するご遺体達も喜んでくれていると思います。(そう思いたい・・・・声は聞こえませんが(´;ω;`))

引き続き、おもちゃんファンの皆様に最新作をお届けしたいのでお待ちくださいね。

今していることは、腐敗肉のその後、ご遺体パンツ運動、伝承を徹底的に捨てて一からご遺体という人間について考えること、です。

これからもよろしくお願い申し上げます。(^^♪

投稿者:kojinsama 投稿日時: