私は10年以上ご遺体に従事してきても、実のところ死はよくわからない。
が、最近、家族についてわかったことがある。
葬儀現場では、変わりゆく故人の中にわずかに残る「その人」を探したり、
冷たくなった故人の手を握り、死を全身で感じている家族がいる。
これは死を受け入れながらも生を肯定している姿で、簡単に言うと「死を認めつつも認めたくない」のだろうと思う。
頭では理解しているのに
心がどうしても受け入れきれない。
きれいな哲学や
「死を受容しましょう」という言葉では届かない。
人間らしい矛盾や葛藤がそこにある。
死を完全に認めきってしまうと、
愛や執着も一緒に消えてしまいそうで怖い。
だから人は、死を認めながらも
どこかで認めないでいようとするのだと思った。
(それがこうやって言語化できるのに、10年もかかった…)
沖縄の家族さんには本当に色々なことを教えていただき、成長させてもらっている。
これからも県民の皆さんために、一生懸命働きたい。