まとめ

故人様の顔や表情というのは、良くも悪くも印象に残るものです。

苦しそうだったり悲壮感があったりした場合、その顔を見た人は「最後苦しかったのではないか」「ご飯も食べる事も出来なかったのではないか」と、死亡した事も辛いのにさらに心を痛めて、優しい方ほどトラウマになってしまわれるようです。

だとしたならば、ご遺族が自分の目で見た故人様が、穏やかで優しいお顔をしているという事実は、何にも代えがたいものだと現場で強く感じています。

優しい理想を見える化すること。

それは遺された方々にとってのグリーフケアであり、これから見に来る弔問客、お友達、小さな子供達にも優しいご遺体である事。

ひいては故人様の尊厳を保つ事であると考えています。