昔、バスガイドをしていた時地獄のようなスパルタ研修で
かなり【接客接遇おもてなし】を叩き込まれました。

その中で 「~ですか?」と聞かれた事は
「~です。」と言い切り、
「~だと思います。」は絶対🆖と言われたものです。

なので【曖昧な返答をしない!】
という意識の中
社会人として会社生活を送ってきました。

しかし、ご遺体、という未知なる人間を目の前にしたとき
当たり前のように「~だと思います」と
私の見解をオブラートで包んで言うようになりました。

(かつての話、例えば体液漏れですね。
止めに伺っているのですが、今後の様子はわかりませんから、「大丈夫だと思います」という感じで)

昔は知識もなかったのでその後について
曖昧に返答することも多かったです。

(そもそもがわからなかったですし、
当時の会社は翌日故人様を経過を見に行く事は別途料金対象の為、
安易には見にいけませんでした。)

しかし現在はお陰様で知識も増えました。

エビデンスを重視して、
故人様の生前をしっかり聞き取りをすること。

そして、曖昧な変化をうやむやにせず、
目の前のご遺体に真摯に向き合うこと。

そして一番は、出棺までご遺体の経過を見守っているので、【わからなかったその後】は頻繁に起こらなくなりました。

そうすると 

私の発言に
「~だろう」は昔ほど多くなくなりました。

言い切る、についてはそれにより自分自身の逃げ道をふさぎ、

保身はできなくなります。

かなり勇気がいりますが、

言い切れる自信が備わった時に

それはご遺族にとって、とても大きな安心、

不安の払拭になると現場で感じています。

全て、勉強、知識、結果、証拠、
そして未来のリスクヘッジです。

ご遺族のグリーフケアの為にも
私は日々勉強しないといけないんだな~と
とても感じます。


0件のコメント

コメントを残す

アバタープレースホルダー