先日、SNSで「父をエンバーミングした。毎日葬儀屋さんがドライアイスを変えにきてくれた」という投稿を見ました。  

エンバーミングって

ドライアイス不要なんじゃないの…??

ネットでエンバーミングを宣伝してる葬儀屋で「ドライアイスをあてる事は普通にある」なんて言ってる所は一件もありません。

こちらもこちらもどの葬儀屋も「エンバーミングしたらドライアイス不要」になってますよね?

どういう事でしょうか?

それに、「ご遺体にドライアイスを当てて冷たくするのは可哀想だからエンバーミングをお勧めします。」といってる葬儀屋何件も知ってますけど…おかしくないですか?


遺族が騙されている…?

葬儀関係者なら「エンバーミング遺体は冷却不要」とわかっているはずです。それがエンバーミング商品の目玉宣伝ですから。

その葬儀屋は絶対にわかっていて遺族に、エンバーミング代+ドライアイス代を請求してきてますよね。ノルマかインセンティブか知りませんけど。

(わたしが嫌いなドラマのエンジェルフライトで、エンバーミング施したあとに米倉涼子氏がご遺体にドライアイス当ててるシーンなどありましたっけ?)

全ての遺族には選択肢があります。
人が人を偲ぶ大切な気持ちは葬儀ビジネスに毒されて欲しくないものです。
いつだって正しい選択肢の上で行われてほしいです。
その為に消費者側も知識をつけてほしいなと常に思っています。

追記:現エンバーマーの方から「会社にもよりますがエンバー前のお体の状況によってはエンバー後にドライを当てる事は普通にありますよ。」とコメントが来ました。

って事は、日本中のエンバーミングを販売する葬儀屋は嘘ついてるって事ですかね?本当は冷却が必要なのに、ドライ不要って嘘ついてまでエンバーミングを販売してるのか…

でも、アメリカのエンバーミング遺体、ゴム草履みたいにカチカチでアンドロイド風だったけど1ヶ月たっても全く腐らなかった。

本物のエンバーミングはやはりドライ不要が正しいのか…

アメリカを真似て日本でエンバーミングを広めようとしても、やはりここは火葬の国で古くは「もがり」をしていた葬送の歴史を持つ日本。

もがり https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E6%AE%AF

人工的な美を求めるアメリカ人とは違い、自然さナチュラルを重んじる日本人の感性には、エンバーミングの 剥製/マネキン/アンドロイド 感がある仕上がりに不気味さを感じる遺族が多数出てきているのに、葬儀屋が嘘を言ってまでエンバーミングを販売しようとする理由はビジネス以外に何かあるのだろうか…

「腐らない人間作り」が遺族のグリーフケアになると信じて工場の中でひたすら頑張るエンバーマーの皆さんは、エンバーミングが外の世界では金儲けに群がる葬儀屋に「ドライアイス不要!生前の姿に戻る!浮腫もとれます!」と出来ない事でも何でもできる商品へと勝手に神格化されてるとは、知る由もないんだろうな。。